千尋に学ぶ。スキル・学歴・経験のハンデを克服する働き方。
※こちらのブログは、富山市にある日本社会福祉デザインセンター株式会社(nsdc.inc)の日々の活動を地域の方へご紹介をさせていただくブログですが、実は社内の研修生や従業員も見るためのブログです。業務連絡的な内容も含みますがご了承ください。
はい どうも~。
デイジーです!!
もしユーチューバーのノリとテンポの良さを「デキル」ようになれば・・・人生の困難の多くは、なんとなく乗り切れちゃうんじゃないだろうか?と、最近考え始めている入社3年目のNSDCマスコットキャラクターです。
さて。
今日の本題ですが。
昨晩、テレビ番組の録画を整理していて。
「千と千尋の神隠し」をあらためて観ていたんです。
社員は全員知っているかもしれませんが!?
マリモ社長も大好きなジブリアニメ映画ですね。
あのストーリーって、子供が社会に出て、働いて自立するっていう過程を、経験を積みながら成長していく、千尋の変化をよく表現しているなぁと思うんですよね。
社内でも「働く」は、いつもテーマにしています。
今回は、千と千尋を通じて「働く」で感じたことを記事にしてみました。
物語は、湯婆ばという絶対的な存在によって進行します。
千尋にとって「働く」ということは、自分の好きなことや、誰かのためではなく、自分が「生きるために働く」という前提でストーリーが始まります。
湯婆ばは「働かない=動物に変える」らしいので、もしかしたら、その動物は最終的にあの料理みたいに八百万(やおよろず)の神様たちの食事になっちゃうのでしょうかね。
ともかく千尋は「生きるために働く」を選択するわけです。
千尋の状況で、働くについて考えてる余裕なんてありませんね。
湯ばあばは言います。
「なんであたしがおまえを雇わなきゃならないんだい!?見るからにグズで!甘ったれで!泣き虫で!頭の悪い小娘に、仕事なんかあるもんかね!」
そりゃそうです!
特別なスキルは無いし、職場経験もありません。最終学歴は小学生です。
それでも「生きる」ために必死に「働かせてください」というのが千尋です。
そして契約書を出して、千尋が署名するとすぐに働くよう指示を出します。
「その代わり嫌だとか、帰りたいとか言ったらすぐ子豚にしてやるからね・・・。」
※退職理由が自己都合だと、子豚にされるって鬼畜な契約です。
しかし千尋が契約書に署名して、すぐ働きはじめるなんて現実的ですね。
ここで千尋(ちひろ)は、名前の一部を取られて千(せん)になります。先日の記事でもでてきましたが、職場で働くキャラクター、つまり湯屋で働く千というキャラクターになったというところでしょうか。
千尋が交わした労働契約書には、契約内容の詳細は記載されていないようですので、賃金が払われているかはわかりませんが、千尋は働くことで食事や寝る場所も与えられています。湯屋では住み込みで働くんですかね。
さらに労働契約が成立したおかげで、他の妖怪や神様から命を狙われたり、食べられることもなくなったようです。
その後・・・。
千尋は他のみんなと同じように共に働き、職場での働き方を学び始めます。
研修期間はありません。
いきなり実践のサービス業です。
それは失敗も苦労もあるだろうけど、契約後はいきなり即現場投入されます。
しかし千尋は文句も言わず、必死に現場で働き続けるのです。
「やりたくないことはやりません。」
「その仕事は自分にあいません」
「経験がないので無理です。」
「ほかのデキル人に頼んでください」
というような何かに理由をつけて、自分に与えられた業務を、自分の都合で変更しようと試みる「ゆとり世代」の小学生ではなかったんです。
むしろ千尋は、他の人がやりたくないような困難で汚い業務を任されても、自分なりに一生懸命こなそうと努力して成長していきます。
これ。
もう立派な天性のスキルです。
「素直に一生懸命」スキル発動!
そんな千尋には周りとの信頼関係が築けて、助けてようとしてくれるキャラクターも増えていきます。
そう一生懸命仕事したり、人助けができる人は他人との信頼関係を築きやすくなります。これは職場で働くだけではなく、人生で大切なことです。人生でも会社でも、周りに助けてくれる人が少ないより、多いほうが人生の可能性は広がるし、楽しくなるものですよ。
ここで考えるんですが、千尋が「素直じゃなく不真面目」であれば、もう湯婆ばじゃなくて、ウチの会社でもお断りですね。
そして千尋が湯屋でみんなと同じように働けるようになると、心に少し余裕がでてきます。「お父さんとお母さんを元通りにして、元の世界に戻る」という本来の目的を明確にしていきます。
そんな千尋は、途中で登場するカオナシの誘惑にも全く乗らず、心のあるがままに全力で一生懸命働いて神助け?人助け?をしていきます。
その過程で、湯婆ばの双子の姉妹も出てきます。
銭婆もそんな必死な千尋を助けようとしてくれる一人です。
「おまえを助けてあげたいけど、あたしにはどうすることも出来ないよ。この世界の決まりだからね。両親のことも、ボーイフレンドの竜のことも、自分でやるしかない」
「全て自分でやるしかないのが、この世界の決まり」
そうですね。
自分でやったことでしか、自分の人生は変わりません。
現実でも、やったことでのみ結果で人生が変わるのが世界の決まりです。
私のようなイメージキャラクター、スタッフ、研修生のみんなも日本社会福祉デザインセンターでどう働くか?どう生きるか?どう学ぶか?など、自分で多くの選択しているわけです。
ウチの会社では、
全ての社員が、毎日デキナイことをデキルように頑張っていますよね!?
もし千尋のように。
スキル、経験、学歴が無くても。
1日1個のデキルが増えれば、
一年後には365個のデキルことが増えています。
より困難な課題(デキナイ)があればあるほど、自分の成長が期待できますし、評価も結果も変わります。あなたが1日1個のデキナイをデキルに変えることが難しければ、3日で1個のデキルであっても1年後には120個のデキルに変わっています。
そんなデキルを目指す毎日って。
すごく素敵で幸せなことじゃないでしょうか?
デイジーは、お金を得ることよりも、
そういう学びの時間を、過ごせることにすごく魅力を感じますよ。
当社には自分が千尋だったら物語冒頭で即終了。
子豚誕生!って方はいませんよね!?
きっと「素直で一生懸命」スキルを持った方が多いと思います。
では、このお話しの続きは、
また別の機会に「研修テーマ」にしましょう・・・・。